2024.12.04
ひろしま
国際建築祭とは
〈ひろしま国際建築祭〉は、“建築”で未来の街をつくり、こどもの感性を磨き、地域を活性化させ、地域の“名建築”を未来に残すことをミッションとして掲げ、3年に一度、広島県内で開催する建築文化の祭典です。
初回となる『ひろしま国際建築祭2025』は、福山市の「ふくやま美術館市民ギャラリー」、尾道市の「尾道市立美術館」など、広島県外のサテライト会場を含む10を超える会場で開催します。
巨大な内海に面した瀬戸内地域では、古来、風土や景観、伝統に呼応した名建築の数々が生まれてきました。その背景には、日本が国家として形づくられた遣隋使・遣唐使の時代から近世の朝鮮通信使・北前船にいたるまで、広島県の位置する瀬戸内海が“文化・物流の大動脈”だったことが理由としてあります。日本はこの瀬戸内海を通じ、海外から人や文化を招き入れ、あるいは発信し、この海を通じ文化交流を行ってきました。古建築はもとより、自然と文明が築いてきた瀬戸内地域特有の磁力に吸い寄せられるように丹下健三、安藤忠雄、伊東豊雄、SANAA、坂茂といった現代の建築家たちも挑戦的で実験的な名作を次々と生み出しています。それゆえに瀬戸内地域は古建築から現代建築まで「建築文化の集積地」として貴重な建築の宝庫となっているのです。
“文化・物流の大動脈”であった瀬戸内海の周辺地域は“つなぐ”ことを鍵にその礎を築いてきたといえます。『ひろしま国際建築祭2025』は、「つなぐ——“建築”で感じる、私たちの“新しい未来” Architecture:A New Stance for Tomorrow」をテーマに、歴史、風土、景観、技術、思想などさまざまな視点から“建築”に触れ、考え、交わる機会をつくり、ここ瀬戸内で建築文化を感じることから、みなさんと“新しい未来”像を探りたいと考えています。
初回となる『ひろしま国際建築祭2025』は、福山市の「ふくやま美術館市民ギャラリー」、尾道市の「尾道市立美術館」など、広島県外のサテライト会場を含む10を超える会場で開催します。
巨大な内海に面した瀬戸内地域では、古来、風土や景観、伝統に呼応した名建築の数々が生まれてきました。その背景には、日本が国家として形づくられた遣隋使・遣唐使の時代から近世の朝鮮通信使・北前船にいたるまで、広島県の位置する瀬戸内海が“文化・物流の大動脈”だったことが理由としてあります。日本はこの瀬戸内海を通じ、海外から人や文化を招き入れ、あるいは発信し、この海を通じ文化交流を行ってきました。古建築はもとより、自然と文明が築いてきた瀬戸内地域特有の磁力に吸い寄せられるように丹下健三、安藤忠雄、伊東豊雄、SANAA、坂茂といった現代の建築家たちも挑戦的で実験的な名作を次々と生み出しています。それゆえに瀬戸内地域は古建築から現代建築まで「建築文化の集積地」として貴重な建築の宝庫となっているのです。
“文化・物流の大動脈”であった瀬戸内海の周辺地域は“つなぐ”ことを鍵にその礎を築いてきたといえます。『ひろしま国際建築祭2025』は、「つなぐ——“建築”で感じる、私たちの“新しい未来” Architecture:A New Stance for Tomorrow」をテーマに、歴史、風土、景観、技術、思想などさまざまな視点から“建築”に触れ、考え、交わる機会をつくり、ここ瀬戸内で建築文化を感じることから、みなさんと“新しい未来”像を探りたいと考えています。
ひろしま国際建築祭2025総合テーマ
つなぐ——「建築」で感じる、私たちの“新しい未来”
Architecture:A New Stance for Tomorrow
地球規模で発生する自然災害や、戦争とそれに伴う難民問題、そして環境破壊—21世紀に入って四半世紀経った今も、私たちは様々な問題に直面し、不安を感じながら日常生活を送っています。またここ日本では少子化・高齢化が進み、経済の停滞や無秩序な開発で街の風景が変わるなど、活気が失われつつあります。私たちはそのような状況のなかで、問題にどう向き合い、課題を解決していくべきでしょうか?“建築”は単に建物や街づくりを指すものではありません。それは文化を生み・育み、私たちの生活をより豊かにしながら未来をつくっていくための「知恵」のひとつです。
建築祭を通じ、私たちの新しい未来について、考えてみたいと思います。
Architecture:A New Stance for Tomorrow
建築祭を通じ、私たちの新しい未来について、考えてみたいと思います。
- 開催時期
- 2025年10月4日(土)~ 11月30日(日)(58日間)
- 開催地
- 広島県福山市・尾道市
- 会 場
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福山エリア(ふくやま美術館|iti SETOUCHI|神勝寺禅と庭のミュージアムほか)+瀬戸内海周辺のサテライト会場
尾道エリア(尾道市立美術館|LOG|ONOMICHI U2ほか) +瀬戸内海周辺のサテライト会場
- 主 催
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神原・ツネイシ文化財団
https://kambara-tsuneishi-foundation.jp/
- 後 援
- 広島県 福山市 尾道市 一般社団法人せとうち観光推進機構 一般社団法人広島県観光連盟 広島商工会議所 福山商工会議所 尾道商工会議所 中国新聞社
- 協 力
- 尾道市立美術館 ふくやま美術館 おりづるタワー domaine tetta LLOVE HOUSE iti SETOUCHI 神勝寺 ONOMICHI U2 LOG
- 総合ディレクター
- 白井良邦(神原・ツネイシ文化財団理事/慶應義塾大学SFC特別招聘教授)
- チーフキュレーター
- 前田尚武(神原・ツネイシ文化財団主任研究員/京都美術工芸大学特任教授)
- 参加建築家
- 安藤忠雄 伊東豊雄 坂茂 妹島和世+西沢立衛(SANAA)山本理顕ほか
建築祭の主な展示企画
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ナイン・ヴィジョンズ:日本から世界へ 跳躍する9人の建築家Nine Visions: Japanese Architects from Japan to the World建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー建築賞」を受賞した、日本の建築家に焦点を当てた企画展です。「プリツカー建築賞」受賞の日本人建築家は、今やアメリカと並び、世界一の数を誇ります。
なぜ日本の建築家は世界で評価され、どのようにして世界レベルに達したのか? その魅力と真相に迫ります。- 会 場
- 尾道市立美術館
- 参加建築家
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プリツカー建築賞を受賞した8組(9名)の建築家
丹下健三(1987年受賞)、槇文彦(1993年受賞)、安藤忠雄(1995年受賞)、妹島和世・西沢立衛(2010年受賞)、伊東豊雄(2013年受賞)、坂茂(2014年受賞)、磯崎新(2019年受賞)、山本理顕(2024年受賞)
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丹下健三自邸復刻プロジェクトKenzo Tange’s Residence Reconstruction Project神原・ツネイシ文化財団では、建築家・丹下健三が東京・成城に設計した自邸(1953 年竣工。現存せず)を、瀬戸内海を見下ろす広島県・福山市の海辺に再建するプロジェクトを進めています。
「ひろしま国際建築祭 2025」では、この再建プロジェクトに関する展示を行います。- 会 場
- 神勝寺 禅と庭のミュージアム(無明院)
開催地と主な会場
福山エリアと尾道エリアの他に、瀬戸内海周辺のサテライト会場でも建築祭に関係する展示が行われる予定です。
福山エリア
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ふくやま美術館
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iti SETOUCHI
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神勝寺 禅と庭のミュージアム
尾道エリア
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尾道市立美術館
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LOG
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ONOMICHI U2
FAQ
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A<ひろしま国際建築祭>は、“建築”を切り口に、私たちの社会の成り立ちや歴史、今直面する問題点・課題を考えるため、3年に一度開催する建築文化の祭典です。
その初回となる『ひろしま国際建築祭2025』では、広島県福山市・尾道市の2都市を中心に、サテライト会場を含む10以上の会場で、建築にまつわる展覧会や見学会、トークイベント、映画上映会などを開催します。
例えば、「オープン・アーキテクチャー」という企画では、この建築祭の期間中、普段見ることができない建築を特別に一般公開し見学会を実施したり、広島県を中心に瀬戸内全域にある建築を紹介するガイドブックを発刊し建築を巡る旅を提案するイベントを実施したりと、建築の面白さや奥深さに触れる様々な展示やイベントが行われます。 -
A2025年10月4日(土)~ 2025年11月30日(日)までの約2か月(58日間)です。
なお、同じ時期に開催されるイベントとしては、「大阪・関西万博」(~10月13日まで)、「瀬戸内国際芸術祭」(秋会期:10月3日~11月9日)、「岡山芸術交流」(9月26日~11月24日)、「国際芸術祭 あいち2025」(9月13日~11月30日)などがあります。 -
A広島県の福山市と尾道市の各所で建築に関する展示が行われます。
福山市は、「福山城周辺:ふくやま文化ゾーン」エリアと、「神勝寺:禅と庭のミュージアム」エリアの2つのエリアで、「ふくやま美術館」や「iti SETOUCHI」「神勝寺 禅と庭のミュージアム」が会場となります。
尾道市は、「山の手:千光寺山」エリア、「まちなか:尾道商店街」エリア、「みなと側:ONOMICHI U2」エリアの3つのエリアで、「尾道市立美術館」や「LOG」「ONOMICHI U2」などが会場となります。 -
A2024年11月8日現在、以下を予定しています。
〈福山市内の主な展示会場〉は次の通りです。「ふくやま美術館(市民ギャラリー)」「iti SETOUCHI」「神勝寺 禅と庭のミュージアム」。
〈尾道市内の主な展示会場〉は次の通りです。「尾道市立美術館」「LOG」「ONOMICHI U2」
今後、会場は増えていきますが、会場が追加されるごとに、『ひろしま国際建築祭2025』公式ホームページにてお伝えしていきます。 -
Aアネックス会場として、福山・尾道以外でも、建築祭に関係する展示が行われる予定です。
2024年11月8日現在、以下を予定しています。
〈アネックス会場〉 おりづるタワー(広島・広島市)、domaine tetta(岡山・新見市)
今後もアネックス会場は増えていきますが、追加されるごとに、『ひろしま国際建築祭2025』公式ホームページにてお伝えしていきます。 -
A日本各地で、現代アートを切り口にした「芸術祭」が行われていますが、その“建築版”が、今回の建築祭と言えます。
実際の展示会場では、建築の「模型」や「写真」、建築家のアイデアを表すために描いた「ドローイング」などの展示と共に、「資料映像」や建築を題材にした「映画」なども上映されます。
また、建築家や現代アーティストの「建築インスタレーション(展示空間込みでの比較的大がかりな展示)」や、原寸大の体験型建築も展示されるので、様々な空間体験をすることもできます。 -
A『ひろしま国際建築祭2025』が掲げる総合テーマは、つなぐ——「建築」で感じる、私たちの“新しい未来” Architecture:A New Stance for Tomorrow です。
建築祭の各展示はこのテーマに沿って行われます。総合テーマの詳しい説明はコチラをご覧ください。 -
A建築展の期間中、国内外の建築家やジャーナリストによるトークイベントが、福山、尾道でそれぞれ開催される予定です。
トークイベントの登壇者や日時、会場、申し込み方法などのトークイベントの詳細は、2025年春に、『ひろしま国際建築祭2025』公式ウェブサイトでお伝えいたします。 -
A2日間、または3日間の共通パスポート制になります。このパスポートがあると、福山市・尾道市内で行われている有料展示をすべて見ることができます。
2日間パスポートは税込み2,000円(予価)、3日間パスポートは税込み3,000円(予価)となっています。
前売りチケットの販売時期や購入方法、共通パスポートの正式な金額等については、2025年春に、『ひろしま国際建築祭2025』公式ウェブサイトでお伝えする予定です。 -
A電車であれば、新幹線「のぞみ」が1時間に1本停車する「JR福山駅」からのアクセスがおすすめです(東京~福山まで新幹線「のぞみ」で約3時間30分)。(博多〜福山まで新幹線「さくら」で約1時間30分)。
飛行機であれば「広島空港」が最寄りの空港で、JR福山駅まではリムジンバスが1日6本出ています(広島空港~福山駅までリムジンバスで約65分)
尾道へは、JR福山駅からJR尾道駅まで、電車(山陽本線)で約20分です。
<福山へのアクセス>
◎電車をご利用の場合 最寄駅:JR山陽本線福山駅(新幹線)
◎飛行機をご利用の場合 広島空港からリムジンバスで福山駅へ。
◎お車をご利用の場合 山陽自動車道 福山東IC
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.fukuyama-kanko.com/travel/oyakudachi/k_access.php
<尾道へのアクセス>
◎電車をご利用の場合 最寄駅:JR山陽本線尾道駅 / JR新尾道駅(新幹線)
◎飛行機をご利用の場合 広島空港から高速バスでJR三原駅へ向かい、JR山陽本線に乗り換え、JR尾道駅へ
◎お車をご利用の場合 山陽自動車道 尾道IC、福山西IC
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ononavi.jp/access/access.html -
Aボランティア・サポートスタッフも募集する予定です。募集については、2025年春頃ホームページにて情報を公開いたします。
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Aはい、今後も3年ごとに開催する予定です。2025年秋が初回で、2028年秋に第二回目の『ひろしま国際建築祭2028』を開催予定です。
2028年以降は福山・尾道だけでなく、開催都市やエリアも拡大していく予定です。