開催趣旨
<ひろしま国際建築祭>は、「建築」で未来の街をつくり、こどもの感性を磨き、地域を活性化させ、地域の“名建築”を未来に残すことをミッションとして掲げ、3年に一度開催する建築文化を発信する祭典です。
世界を舞台に活躍する巨匠から未来を担う若手建築家まで。彼らのドローイングや模型、動画の展示や特別なインスタレーションを通じ、建築文化を切り口に、私たちの未来社会を一緒に考えてみたいと思います。トークショーや文化財指定の古建築・通常非公開の建築物などのオープンアーキテクチャー、地元小中学生を招いての建築鑑賞やワークショップなど、多様なプログラムを計画しています。
巨大な内海に面した瀬戸内地域では古来、風土や景観、伝統に呼応した名建築の数々が生まれてきました。その背景には、日本が国家として形づくられた遣隋使・遣唐使の時代から近世の朝鮮通信使・北前船にいたるまで、広島県の位置する瀬戸内海が“文化・物流の大動脈”だったことが理由としてあります。日本はこの瀬戸内海を通じ、海外から人や文化を招き入れ、あるいは発信し、この海を通じ文化交流を行ってきました。古建築はもとより、自然と文明が築いてきた瀬戸内地域特有の磁力に吸い寄せられるように丹下健三、槇文彦、安藤忠雄、伊東豊雄、SANAA、坂茂といった現代の建築家たちも挑戦的で実験的な名作を次々と生み出しています。
それゆえに瀬戸内地域は古建築から現代建築まで「建築文化の集積地」として貴重な建築の宝庫となっています。
“文化・物流の大動脈”であった瀬戸内海の周辺地域は“つなぐ”ことを鍵にその礎を築いてきたといえます。『ひろしま国際建築祭2025』は、「つなぐ―「建築」で感じる、私たちの“新しい未来” Architecture:A New Stance for Tomorrow」をテーマに、歴史、風土、景観、技術、思想などさまざまな視点から「建築」に触れ、考え、交わる機会をつくり、ここ瀬戸内で建築文化を感じることから、みなさんと“新しい未来”像を考えるきっかけになればと願っています。
世界を舞台に活躍する巨匠から未来を担う若手建築家まで。彼らのドローイングや模型、動画の展示や特別なインスタレーションを通じ、建築文化を切り口に、私たちの未来社会を一緒に考えてみたいと思います。トークショーや文化財指定の古建築・通常非公開の建築物などのオープンアーキテクチャー、地元小中学生を招いての建築鑑賞やワークショップなど、多様なプログラムを計画しています。
巨大な内海に面した瀬戸内地域では古来、風土や景観、伝統に呼応した名建築の数々が生まれてきました。その背景には、日本が国家として形づくられた遣隋使・遣唐使の時代から近世の朝鮮通信使・北前船にいたるまで、広島県の位置する瀬戸内海が“文化・物流の大動脈”だったことが理由としてあります。日本はこの瀬戸内海を通じ、海外から人や文化を招き入れ、あるいは発信し、この海を通じ文化交流を行ってきました。古建築はもとより、自然と文明が築いてきた瀬戸内地域特有の磁力に吸い寄せられるように丹下健三、槇文彦、安藤忠雄、伊東豊雄、SANAA、坂茂といった現代の建築家たちも挑戦的で実験的な名作を次々と生み出しています。
それゆえに瀬戸内地域は古建築から現代建築まで「建築文化の集積地」として貴重な建築の宝庫となっています。
“文化・物流の大動脈”であった瀬戸内海の周辺地域は“つなぐ”ことを鍵にその礎を築いてきたといえます。『ひろしま国際建築祭2025』は、「つなぐ―「建築」で感じる、私たちの“新しい未来” Architecture:A New Stance for Tomorrow」をテーマに、歴史、風土、景観、技術、思想などさまざまな視点から「建築」に触れ、考え、交わる機会をつくり、ここ瀬戸内で建築文化を感じることから、みなさんと“新しい未来”像を考えるきっかけになればと願っています。
ひろしま国際建築祭2025総合テーマ
つなぐ—「建築」で感じる、私たちの“新しい未来”
Architecture:A New Stance for Tomorrow
『ひろしま国際建築祭2025』は、「つなぐ「建築」で感じる、私たちの“新しい未来” Architecture:A New Stance for Tomorrow」をテーマに、歴史、風土、景観、技術、思想などさまざまな視点から「建築」に触れ、考え、交わる機会をつくり、ここ瀬戸内で建築文化を感じることから、みなさんと“新しい未来”像を探りたいと考えています。
地球規模で発生する自然災害や、戦争とそれに伴う難民問題、そして環境破壊—
21世紀に入って四半世紀経った今も、私たちは様々な問題に直面し、不安を感じながら日常生活を送っています。またここ日本では少子化・高齢化が進み、経済の停滞や無秩序な開発で街の風景が変わり、活気が失われつつあります。私たちはそのような状況のなかで、問題にどう向き合い、課題を解決していくべきでしょうか?
「建築」は単に建物や街づくりを指すものではありません。それは文化を生み・育み、私たちの生活をより豊かにしながら未来をつくっていくための「知恵」のひとつです。
建築祭を通じ、私たちの新しい未来について、考えてみたいと思います。
Architecture:A New Stance for Tomorrow
地球規模で発生する自然災害や、戦争とそれに伴う難民問題、そして環境破壊—
21世紀に入って四半世紀経った今も、私たちは様々な問題に直面し、不安を感じながら日常生活を送っています。またここ日本では少子化・高齢化が進み、経済の停滞や無秩序な開発で街の風景が変わり、活気が失われつつあります。私たちはそのような状況のなかで、問題にどう向き合い、課題を解決していくべきでしょうか?
「建築」は単に建物や街づくりを指すものではありません。それは文化を生み・育み、私たちの生活をより豊かにしながら未来をつくっていくための「知恵」のひとつです。
建築祭を通じ、私たちの新しい未来について、考えてみたいと思います。
概 要
<ひろしま国際建築祭>は、2025年10月を初回とし、今後3年に一度、建築まつわる展示や展覧会を開催いたします。
- 会 期
-
2025年10月4日(土)- 2025年11月30日(日)
(58日間)
- 出展建築家・作家
- 安藤忠雄、石上純也、磯崎新*、伊東豊雄、川島範久、高野ユリカ、妹島和世(SANAA)、丹下健三*、長坂常、西沢立衛(SANAA)、坂 茂、藤井厚二*、藤本壮介、前田圭介、槇文彦*、山本理顕、VUILD / 秋吉浩気、Clouds Architecture Office、けんちくセンター CoAK、スタジオ・ムンバイ/ビジョイ・ジェイン、UMA / design farm (以上、五十音順・*故人)
- 開催地
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広島県福山市、尾道市+瀬戸内エリアのサテライト会場
福山/神勝寺 禅と庭のミュージアム、ふくやま美術館(ギャラリー)
尾道/尾道市立美術館、まちなか文化交流館「Bank」、LLOVE HOUSE ONOMICHI、ONOMICHI U2、LOG
- 入場料
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鑑賞パスポート(福山・尾道共通3日間有効パスポート)
・会場販売 3,000円(税込)
・WEB販売 2,500円(税込)
[高校生以下および障がい者] 無料
*尾道市立美術館のみ単館チケットの販売あり。
- 主 催
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一般財団法人神原・ツネイシ文化財団
https://kambara-tsuneishi-foundation.jp/
- 後 援
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文化庁
広島県
福山市
尾道市
一般社団法人せとうち観光推進機構
一般社団法人広島県観光連盟(HIT)
広島商工会議所
福山商工会議所
尾道商工会議所
一般社団法人日本建築学会
一般社団法人日本建築協会
公益社団法人日本建築家協会
公益社団法人日本建築士会連合会
一般社団法人日本建築士事務所協会連合会
一般社団法人日本建築設計学会
中国新聞社
- 助成
-
大林財団
- 協賛
-
ツネイシホールディングス
常石造船
ツネイシカムテックス
淺沼組
モルテン
ウッドワン
ひろぎんホールディングス
ちゅうぎんフィナンシャルグループ
三井住友銀行
中国新聞社
エフピコ
マリモ
両備ホールディングス
日東製網
イシカワホールディングス
南方ホールディングス
尾道造船
モトヤユナイテッド
安田工業
加計学園
アトム
ベッセルグループ
大和建設
光和物産
ヒロマツホールディングス
イズミ
グローブス
テラル
安保商店
山丸汽船
PARIGOT
堀田組
ホーコス
三井不動産
- メディアパートナー
-
designboom
Dezeen
- 総合ディレクター
- 白井良邦(神原・ツネイシ文化財団理事/慶應義塾大学SFC特別招聘教授)
- チーフキュレーター
- 前田尚武(神原・ツネイシ文化財団主任研究員/京都美術工芸大学特任教授)
一般財団法人神原・ツネイシ文化財団について
『ひろしま国際建築祭2025』を主催する<神原・ツネイシ文化財団>は、建築文化を発信することを目的のひとつとして設立された財団です。
- 所在地
- 広島県福山市沼隈町常石1083
- 設立日
- 2024年1月30日
- 目的
-
1. 建築文化を軸にした展覧会、講演会、情報発信等の事業
2. 建築文化を軸にした地域活性化および雇用促進のための事業
3. 地域の建築文化、伝統文化、伝統産業およびまちなみの保全に関する事業
- 役員一覧
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代表理事 神原勝成
理事 石川康晴 内田道子 大原あかね 白井良邦 福武英明 溝口至亮
監事 足立仁
総合ディレクター
白井良邦 Yoshikuni SHIRAI
神原・ツネイシ文化財団理事|慶應義塾大学SFC 特別招聘教授|Sustainable Japan Magazine by The Japan Times 編集長。1993年出版社マガジンハウス入社。雑誌『POPEYE』『BRUTUS』を経て雑誌『Casa BRUTUS』には1998年の創刊準備から参加。2007年~2016年『Casa BRUTUS』副編集長。建築や現代美術を中心に担当する。2017年<せとうちクリエイティブ&トラベル>代表取締役就任。客船guntû(ガンツウ)など富裕層向け観光事業に携わる。2020年編集コンサルティング会社<アプリコ・インターナショナル>設立、同社代表取締役。著書に『世界のビックリ建築を追え』(扶桑社)、共著に『この旅館をどう立て直すか』(CCC メディアハウス)、『Shiroiya Hotel-Giving Anew』(ADP)。瀬戸内エリアの観光や文化振興を考える「瀬戸内デザイン会議」メンバー。
チーフ・キュレーター
前田尚武 Naotake MAEDA
神原・ツネイシ文化財団主任研究員|京都美術工芸大学特任教授|京都モダン建築祭実行委員|一級建築士、学芸員。1994年早稲田大学大学院修士課程修了。森美術館(2003-2018)、京都市京セラ美術館(2019-2025)。国内外多数の美術館・博物館の設計や企画運営に携わり、60展以上の展覧会・展示デザインを手がける。また、「メタボリズムの未来都市展」(2011年)、「建築の日本展」「モダン建築の京都」展(2021年)などの建築展を企画するほか、「京都モダン建築祭」(2022年~)を立ち上げる。2019年度日本建築学会文化賞、日本空間デザイン賞2021博物館・文化空間部門金賞(富岡製糸場西置繭所)ほか受賞。
公式デザイン
戦後80年という節目の年に行われる『ひろしま国際建築祭 2025』では、焼け野原から「建築」の力も借りて復興を遂げてきた日本の姿と、平和の象徴でもある建築家・丹下健三の「広島平和会館原爆記念陳列館」の写真を基軸に、過去・現在・未来という3つの時間を建築で「つなぐ」構成になっています。
「過去」のイメージは写真家・石元泰博が撮影した「広島平和会館原爆記念陳列館」のモノクローム写真を用い、「現在」の姿は尾道のホテルLOGの写真を、「未来」のヴィジョンを表すビジュアルには2015年にNASAが主催した火星居住コンペ1等に輝いたNY拠点の建築ファームClouds Architecture OfficeのCGを用い展開しています。
シンボルマーク、ロゴタイプデザインは原研哉、メインヴィジュアルデザインはUMA / design farmが担当しています。
「過去」のイメージは写真家・石元泰博が撮影した「広島平和会館原爆記念陳列館」のモノクローム写真を用い、「現在」の姿は尾道のホテルLOGの写真を、「未来」のヴィジョンを表すビジュアルには2015年にNASAが主催した火星居住コンペ1等に輝いたNY拠点の建築ファームClouds Architecture OfficeのCGを用い展開しています。
シンボルマーク、ロゴタイプデザインは原研哉、メインヴィジュアルデザインはUMA / design farmが担当しています。
シンボルマーク、ロゴタイプデザイン:原研哉
メインヴィジュアルデザイン:UMA/design farm