LOG
広島・尾道市

  • LOG

    撮影:Tetsuya Ito

  • LOG

    撮影:Tetsuya Ito

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    撮影:Naotake Maeda

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    ©Kenʼichi Suzuki

  • 会場の概要

    尾道の千光寺山の中腹に位置するホテルLOG(ログ)は60年代に建てられたアパートを改修し、2018年に開業したわずか6室のホテルです。設計を手掛けたのはインドを拠点に活動する建築家ビジョイ・ジェイン氏が率いる<スタジオ・ムンバイ>。『ひろしま国際建築祭2025』ではこの施設を舞台に、大阪のデザイン事務所UMA(ユーエムエー)が、ビジョイ氏の設計コンセプトやそれを具現化した尾道のスタッフの思いを聞き、その「カケラ」を拾い集めるという「建築との対話」を試みる体験型の展示が行われます。LOGの施設内にはカフェ(営業時間11:00-17:00/L.O. 16:30)も併設されているので、建築巡りの休憩スポットとしてもおすすめです。

  • 建築的見所POINT

    設計:スタジオ・ムンバイ 2018年開業。LOGはLantern Onomichi Gardenの頭文字から取られたネーミングで、1963年に建てられた集合住宅をホテル、カフェ、ギャラリーといった多目的施設にリノベーションしたものです。改修の設計を手掛けたのはインド・ムンバイを拠点に活躍する建築家ビジョイ・ジェイン率いる<スタジオ・ムンバイ>。彼らが計画の拠り所としたのは、LOGのすぐ近くにある小説家・志賀直哉が「暗夜行路」を練った長屋(志賀直哉の旧居)と同じ高さに位置するこの地からの風景でした。志賀直哉が見たであろう尾道と、ビジョイ・ジェインを惹き付けた小津安二郎監督の映画「東京物語」での尾道の風景の追体験をコンセプトとし、海側と山側の土地を繋ぐことに力が注がれました。 1.2階は住戸の壁を取払い、海側、山側の庭をつなぐピロティ空間を創出。周囲にカフェやギャラリーを配置。3階部分は6室の客室と宿泊者専用のライブラリーとなっています。縁側を持つ客室は、和紙職人ハタノワタルによる、床までも和紙が貼られた内装で、繭をイメージしたやさしくつつまれるような空間となっています。

    ※「入場パスポート」での見学は、1階及びギャラリーを除く2階部分になります。2階のギャラリー及び3階部分は、宿泊者専用スペースのため、「入場パスポート」での見学はできませんのでご了承ください。

     

  • INFORMATION

    広島県尾道市東土堂町11-12

    TEL:0848-24-6669

    受付時間 11:00〜17:00まで

    無休

    ※展示の観覧には「入場パスポート』が必要です。

    ※展示を観覧する方は1Fショップ(受付)までお越しください。

    ※「入場パスポート」での見学は、1階及び2階のオープンエリアになります。2階のギャラリー及び3階部分は、宿泊者専用スペースのため、「入場パスポート」での見学はできませんのでご了承ください。

    https://l-og.jp/

出展建築家/作家
展示・展覧会