ONOMICHI U2
広島・尾道市
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会場の概要
1943年(昭和18年)に建てられた海運倉庫を、ホテル、レストラン、ベーカリー、カフェなどが入る複合施設に改修したのが「ONOMICHI U2」です。U2というネーミングはこの倉庫の正式名称「県営上屋2号倉庫」の上屋の頭文字Uと第2倉庫の数字から付けられたもの。かつては寂しい雰囲気だったJR尾道駅西側にある港湾地域が、この複合施設ができたことで人の流れが変わり、エリアが生まれ変わりました。この会場では、若手建築家が自主制作した雑誌やビジュアルブック「ZINE」を展示・販売。日本の若手建築家のZINEカルチャーを体験いただけます。
※この展示は「鑑賞パスポート」購入なしでご覧いただける、無料プログラムです。
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建築的見所POINT
設計:谷尻誠 + 吉田愛 / サポーズデザインオフィス 2014年開業。太平洋戦争中の1943年(昭和18年)に建てられた海運倉庫を、広島・東京を拠点に活動する広島出身の建築家、谷尻誠と吉田愛がリノベーションしました。歴史的建造物ゆえに躯体には手を加えず、また将来的には現状復帰の可能性もあるという条件の中で、彼らが提案したのが「建築内建築」というコンセプトでした。解体が容易な軽量鉄骨を用いて尾道の街並のような「小さなスケールの連続と路地」をつくり、そこに様々な機能を持つスペースを配して利用者同士はもちろんのこと、尾道に住む人たちの出会いや関わりを促すよう設計されています。使用されている素材は「素朴さの中の洗練」というテーマに基づき、尾道の古い街から引用した木、石、モルタル、造船の町でもある尾道に因んだ鉄。照明などの細部やファブリックまでも地元に因んだものを用い、“瀬戸内”を体験できる空間を目指しデザインされています。
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INFORMATION
広島県尾道市西御所町5-11
TEL 0848-21-0550(HOTEL CYCLE)
受付時間 9:00〜18:00
無休
※施設・展示の観覧には『ひろしま国際建築祭2025』入場パスポートは不要です。
※この展示は「入場パスポート」を購入なしでご覧いただける、無料プログラムです。
※各施設によって営業時間が異なりますので、下記ホームページでご確認ください。
https://onomichi-u2.com/